家族・介護者の声

〜認知症の方と家族にお話を伺いました〜

この街で笑って暮らしたい

たろうさん(77歳)認知症歴4年

外に出て体を動かすことが好きです。どんなことでもいいから、みんなで何かをしたいと思っています。若い時に野球をやっていたので、試合を見に行ったり、子どもたちと野球をしたりしたいな。これからも、この街でゆっくり笑って暮らしたいです。

相談相手がいることが支えに

はなこさん(71歳)介護歴4年

他人事だった認知症。主人(たろうさん)が認知症になって、受け入れる心の余裕もなく将来に不安を感じていた時、家族の会を知り、相談相手ができたことが支えになっています。主人は困っている人がいると手助けしたくなる性分。体は元気で、できることもたくさんあります。認知症の人にも、もっと活躍の場があってほしいと思います。

もっと気軽に外出できる社会を

はるこさん(70歳)介護歴5年

主人が認知症になって免許を返納したので、買い物などの外出が不便になりました。男女別のトイレには二人で入れないため、外出先の多目的トイレの場所をあらかじめ調べて出掛けます。少しの間、車いすを置かせてもらえたり、ちょっとした手助けをしてくれる人がいると、もっと気軽に外出できるのですが。