本人と家族・介護者の方へ 本人と家族・
介護者の方へ

本人と家族・介護者の方へ

このページでは、認知症の人への接し方も記載してありますが、一番お伝えしたいことは「一人で悩まないでください」ということです。
認知症は誰でもなりうる病気です。だからこそ、相談窓口や、同じく認知症の人を支える人達と、みんなでご本人とご家族の暮らしについて考えていくことが、ご本人もご家族も自分らしく暮らしつづけることができる環境を作るための一歩になっていきます。千葉市では、ご本人とご家族・介護者の方が、少しでも多くの時間をご本人と共に笑顔で暮らすことができる社会の構築を目指しています。

認知症の人への支援について

認知症の人は基本的に孤独感を感じやすいです。例えば、人が誰もいない夜の山道をさまよっている感覚に近いのではないでしょうか。
認知症の人への関わり方にはいろいろなポイントがありますが、一番大切なのは、その人の立場になって考えることです。その人の人生に想いをはせて、楽しく関わってみましょう。

「聞く」ポイント

  • 気をそらすものを減らす(例:TVを消す)
  • 相手の視界に入る位置にそっと近づく
  • 同じ目線の高さで
  • 正面から視線を合わせる
  • 表情や身振りは優しく

※眼差しは、誠実さ・正直さ・大切に思う気持ちを伝える

「話す」ポイント

  • 話しかける前に、注意を向ける
  • 低めの声で、穏やかに、歌うように
  • わかりやすく伝える(ゆっくり、明瞭に。短い文で、一つずつ)
  • ゆったり聞く(相手の応えを10数えて待つ。相手が話し終わるまで待つ)
  • 否定的な表現を使わない(例:~できない。やめておく等)
  • 今の状況を伝える(=実況中継)
    「お花がきれいに咲いていますよ」「今から着替えますよ」

※言葉が十分に理解できなくても“心地よいトーン”で伝えることで安心感につながる